出雲大社は誰が建てたのか?いつ建てられたのか?いまだに謎が多いようです。
2000年に出雲大社の地下調査で御柱の根っこが発見されたときは驚きました。
高さ48mもの超高層神殿が本当にこの地に建てられていたのかと思うと想像を絶します。
砂のお守りご存知ですか?出雲大社御本殿の西側で不自然な場所に賽銭箱が置かれているのはなぜ?
出雲大社には十九社というお社があります。十九社は全国でここにしかありません。なぜ?
出雲大社への宿泊は >>> たびノート
出雲大社の謎 超高層神殿
現在の出雲大社の建築様式は江戸時代に立て直されたようです。過去に火災に遭ってきていますが2013年の遷宮(60年に一度)で現在に至っています。
平安時代において日本の高層建築は
1位、 出雲大社 48m
2位、 東大寺 大仏殿 47m
3.位 平安京 大極殿
とありました。
古代の出雲大社の造りは、出雲大社の御本殿の高さが48 m、 階段の長さ108 mでした。
この高さ48 m というのは東京にある「SHIBUYA 109」の高さに相当するそうですよ。壮絶ですね。
2000年に出雲大社において地下調査を行われた時に、柱の根っこが見つかりました。
直径が1 m 30 cm の物が3本でセットになっていたようです。
御本殿前では足元に注目してみてください。石畳に描かれているのは、かつての出雲大社のご本殿の宇豆柱が出土した場所となります。
古代出雲大社の巨大なご本殿を支えていたのですね。
1700年前、弥生時代の土器の絵が「出雲大社の超高層建築の謎」を解くヒントになりそうです。
土器の絵には、太陽、舟、そして超高層建築の出雲大社が描かれていました。
御本殿はなぜ高くないといけなかったのか?
この土器の絵から 、舟で出雲に来る人たちの道標となる灯台の役割を果たしていたのではと考えられていました。
出雲大社の謎 十九社とは?
神無月のころ全国の神々は出雲大社に集まられ十九社 と呼ばれる出雲大社御本殿の東にある長屋のような建物にお泊まりになられます。
十九社は19の扉があり神々のお宿となっているのです。全国でもここだけにしかありません。
こちらでは全国の神様たちが会議を開かれます。誰と誰を結婚させるか話し合いをされると伝えられています。
出雲大社 御砂のお守りのご利益は?
出雲大社の境内の一番奥にある「素鵞社(そがのやしろ)」の床下の木箱に御砂が置かれています。
この御砂はどんなご利益があるの ?
この御砂を家や田畑に置くと家内安全で穀物や作物の実りが良いとされます。
ただし、勝手に持ち帰って良いわけではなく交換条件があります。
出雲大社の 西1 Km先に ある稲佐の浜の御砂を持ってきて、この木箱にその御砂を入れ、「そがのやしろ」の床下の木箱にある御砂を持ち帰ります。
なぜ稲佐の浜の砂が良いのでしょうか?
稲佐の浜は 全国の神々が最初に降り立つ場所であり聖地となっているからです。
出雲大社の謎 なぜご神体が西向きなの?
出雲大社御本殿の西側で不自然な場所に賽銭箱が置かれているのはなぜでしょうか?
実は出雲大社の御本殿ではご神体が南向きではなく 西側を向いて鎮座しておられます。観光客の皆さんは正面で拝むと横向きの神様を拝んでいることになるのですが・・・。
なぜご神体が西向きなのでしょうか?
西方向には海があり、稲佐の浜の方向を向いて全国の神々をお迎えしておられ、また航海の安全や、古来より漁民たちの安全を見守ってておられると言われています。
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おわりに
いにしえより謎の多い出雲大社。
少し謎めいているのが、畏れ多く、大国主命が出雲の地で鎮座されていて誇らしく思います。
大きな災難にも遭わず暮らしている平穏な日常生活に感謝しています。