神魂神社は「かもすじんじゃ」と呼びます。こちらの神社は森の中に静かに佇んでおり、まわりの自然と調和していて、心静かに自分と向き合える場所です。
境内は凛と張り詰めた空気が漂っていて、国宝である本殿の迫力は一見する価値があります。新たな一歩を踏み出したい人にはオススメのスポットと云われています。
神魂神社へアクセス
神魂神社のご祭神は?ご利益は?
[su_box title=”御祭神” box_color=”#f8ea52″ title_color=”#19180d” radius=”1″] 伊邪那美命 (イザナミノミコト)、伊邪那岐命(イザナギノミコト)[/su_box]
[su_box title=”ご利益” box_color=”#f8ea52″ title_color=”#19180d” radius=”1″]国家安泰、子孫繁栄、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、厄除け、病気平癒、就職、受験[/su_box]
様々な神を生んだ「創造神」が祀られています。
心身が疲れてると感じた時や癒されたい時、また自分を見失った時、将来への不安を感じた時など、自分自身と向き合い、内なる声に耳を傾けるのに適したスポットとして昔から信仰されています。
神魂神社の云われ
「出雲国造(いずものくにのみやつこ)」の大祖といわれる「天穂日命(アメノホヒノミコト)」が天からこの地に降り立ち、出雲の守護神として神社を創建されました。そのアメノホヒノミコトの子孫が出雲国造として25代まで奉仕したと伝えられております。由緒正しく神秘的な神社です。
国造の大社移住後も「神火相続式」「古伝新嘗祭」奉仕のために今も神魂神社に参向したといわれています。
巨大な自然石を積み上げた石段といい、古代出雲の神々の里らしい厳かな落ち着いた佇まいがあります。
神魂神社の本殿は最も古い大社造
日本神話の女神「イザナミノミコト」を主祭神とする神魂神社の本殿は、現存する大社造の中で、最も古いといわれており、国宝に指定されています。
本殿の内部には極彩色の壁画が残されています。江戸時代初期の絵師「狩野山楽(かのうさんらく)」と「土佐光起(とさみつおき)」作の壁画は9面にわたり、美しい色合いがなんとも魅力的です。
「熊野大社」の天井壁画には「八雲」と書かれているのに7つしか雲がありませんが、ここ「神魂神社」の壁画は9つあります。
また熊野大社を建てる時、「神魂神社」の図面を元にして作ったという記録もあるとされます。さらに、熊野大社と「神魂神社」は25代まで同じ人が宮司を務めておられたとお聞きしました。
「神魂神社」の敷地内には鉄製の釜が祀られています。この鉄釜は、天穂日命が高天原から降臨された際に乗ってこられたと伝えられています。
毎年12月13日には「御釜神事」が執り行われます。神秘的なオーラを放つとされる鉄釜を実際に目で見て神話の由来を肌で感じたいものです。
神魂神社のお守り
神話に由来する神秘的な社宝も収められている神魂神社。
コロナ禍前まではパワースポットとしても人気で、お守りや御朱印を求めて多くの方が訪れていました。
社務所は不定期のため、一部のファンの間では「幻のお守り」とつぶやかれています。
「神魂神社」のご利益は、縁結び・子宝・安産といわれています。「イザナミノミコト」は、火の神を生んで亡くなったといわれており、鉄鋼業など火を使う鍛治・製鉄などにもご利益があるとされます。
むすびに
神秘な雰囲気であり、静寂な凛とした空気感に心洗われる場所でした。
「神魂神社」と書かれていても、読めませんね。島根県でも出雲大社とか玉作湯神社は有名なのですが。
名前の響きから、静かで神秘的な神社のように感じました。大きなお釜は神話が本当のように思えます。大きな穴に畏怖の力を感じます。
スピリチュアルで有名な江原啓之氏も絶賛する神魂神社をご紹介しました。コロナが終息したら、溢れるパワーを頂きに、神魂神社へご参拝してみませんか。