守り神様やお地蔵様のこと知っていますか?
また縁起のいい開運する方角や避けるべき方角も毎年気になりますね。
恵方についてお話しすると、恵方は歳徳人(としとくじん)という神様のいる場所を指していてその年ごとの良い方角です。
節分の「恵方巻き」はその年の恵方を向いて食べると幸せになると言われていますね。
運気を上げるためには恵方の神社やお寺をお参りするのがおすすめです。
基本的にはあまり有名ではない人手の少ない神社仏閣の方がご利益があると言われています。
守り神様_あなたの守本尊様は?
虚空蔵菩薩
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丑・虎年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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普賢菩薩
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辰・巳年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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大日如来
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未・申年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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阿弥陀如来
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戌・亥年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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文殊菩薩
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卯年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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勢至菩薩
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午年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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不動明王
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酉年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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千手観音
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子年生まれの方(立春から翌年の節分まで)
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上の表から自分の守り神様をみつけてくださいね。いつかその守り神様に会いにお寺を探して出かけてみましょう。
守り神様の役割
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつぞう)
虚空のように広大無辺の福徳と智慧(ちえ)をもち、それを人びとに与え、願いをかなえるといわれています。
密教では、記憶力を得る求聞持法(ぐもんじほう)と福徳にあずかる虚空蔵法の本尊とされます。
普賢菩薩(ふげんぼさつ)
仏の悟り、瞑想、修行を象徴する菩薩です。
仏の教化や衆生済度を助けるとされます。 文殊菩薩とともに諸菩薩の上位にあって釈迦如来の右脇侍であり 白象に乗った姿であらわされます。
大日如来(だいにちにょらい)
大日如来は、万物の慈母であるとともに宇宙の中心であり、宇宙の真理そのものであるとされます。
描かれ方には金剛界と胎蔵界の2種類があり、東寺講堂のものは悟りへの道筋を示す金剛界の大日如来です。
如来としては珍しく、大日如来はイヤリングなど装飾品を身につけています。 さまざまな仏に姿を変え人々を救う大日如来の特性を象徴しています。
阿弥陀如来(あみだにょらい)
仏教において、修行をして悟りを開き如来になったとされる仏です。阿弥陀如来はすべての者を極楽浄土へ導くとされています。
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
諸仏の智慧をつかさどる菩薩です。
釈迦如来の脇侍として左に侍し、普賢菩薩とともに三尊を形成しています。
一般的には右手に知剣、左手に青蓮華(しょうれんげ)を持ちますが、経軌によっては種々の持物あるいは像形が説かれています。 時に獅子に乗る形をとっています。
勢至菩薩せいしぼさつ
大乗仏教における菩薩の名。 智慧の光をもってすべてのものを照らし、もろもろの苦難を離れさせ、無上なる力を得させるので、この名があるといわれます。
阿弥陀三尊の一つとして広く尊崇されましたが、対比される観世音菩薩の信仰に比べるとそれほど盛んではないです。
不動明王(ふどうみょうおう)
仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊です。
大日如来の化身とも言われます。 五大明王の中心となる明王でもあります。
真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で幅広く信仰されています。
千手観音(せんじゅかんのん)
お参りすることでご利益も知恵もいただけます。
生きとし生けるもの全てを漏らさずすくーと言われ、千の手と手のひらの 千の目によって
悩み苦しむ人々を見つけては手を差し伸べて下さいます。
災難除け、延命、 病気治癒など現世のあらゆる利益を網羅し特に夫婦円満恋愛成就2功徳があると言われています。
子年の守り本尊です子年生まれの人の開運厄除け祈願成就を特に助けてくれます。
奈良の唐招提寺や京都の三十三間堂が有名です。
大黒天様
大きな袋を背負い打ち出の小槌を持って頭巾を被られた姿が良く知られています。
財宝福徳開運の神様として信仰されている神様です。
大黒天様の神使いはネズミです。大黒天様は北の方向の神様ですが、これは大国主命がネズミに助けられたという神話によるという説もあります。
お地蔵さんについて
お地蔵様やお地蔵さんと親しみを込めて呼ばれていますが正式には地蔵菩薩です。
状況によって色々なものに姿を変え、人々の苦悩を大慈悲の心で包み込み救ってくださると言われています
例えば安産を守ってくださる「子安地蔵」、災難に遭った人の苦しみを身代わりとなり引き受けて下さる「身代わり地蔵」、集落や村の境界や道の辻(十字路)を守ってくださる「道祖神」としても知られています 。
お地蔵さんと赤いよだれかけ
お地蔵さんが、赤いよだれかけをしている御姿を見たことはありますか?
このよだれかけには、もちろん着けている理由があるんですよ。お地蔵さんの赤いよだれかけの意味には、2つの説。
1つ目は、赤い色が人間の煩悩を表すという説。自分の煩悩をよだれかけの赤い色に託し、その赤が色あせるにつれ、煩悩も薄まると考えられていました。
2つ目が赤ん坊の供養のためという説。赤い帽子をかぶせるのも同じ理由からとされています。庶民のさまざまな思いが、込められた風習のようです。
賽の河原では、お地蔵様が小さな子どもを救うといった説話もあります。水子供養ではお地蔵様が本尊となっているのは、このためです。
お地蔵様は古来より庶民に特に親しまれ、「今昔物語」に登場したり、身代わり地蔵やとげぬき地蔵など、さまざまな地蔵が作られてきました。
日本では平安時代以降、地獄を恐れる風潮が強まり、地蔵菩薩への信仰が庶民にも広がりました。
村のはずれに立つ地蔵が六体あることが多いのも、お地蔵様が六道を巡りながら人々の身代わりとなって苦しみを背負ってくださるという信仰からだそうです。
六道とは、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道のことを指します。
おしまいに
道ばたでニコニコと微笑んでいるあのお地蔵さまには、癒されますね。
私たちが暮らしている身近に存在しているお地蔵さまは、いつでもどこでも私たちのそばにいてくださる、慈悲のかたまりです。
こんどお地蔵さまを見かけたら、日々の幸福や家族の健康を願って手を合わせてみませんか。
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