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パラリンピックの語源・意味について歴史に学ぶ。シンボルマークの意味は?

くらしの知恵の輪

もう一つのオリンピックと言われるパラリンピック。

今回の東京五輪で話題を呼んだピクトグラムは今大会でも採用されています。

車いすテニスなどは車いすに乗った選手を表現し、5人制サッカーではアイマスクが描かれたりしています。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大により、不安要素が大きいパラリンピック大会は五輪と同じく原則無観客が決まりました。

ステイホームによるテレビ観戦ですね。NHKは計540時間を放送する予定だそうで、民放も今回初めてパラリンピック大会の一部の競技を生中継しています。

パラリンピックの開催の意義について日本パラリンピック委員会から、

「誰もが個性や能力を発揮して活躍できる社会の実現」

「さまざまな障害があるアスリートが、各競技の限界に、創意工夫を凝らして挑んでいる姿をみてほしい」と述べられています。

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パラリンピックの語源・意味について

パラリンピックとはどういう語源・意味を持つのか調べてみました。

英語で「Paralympics」で、発音は「パラリンピックス」です。

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「Paralympics」は、半身不随を意味する「Paraplegia」と「Olympics」を組み合わせて作られた造語です。

語源は、
パラプレジア(両下肢まひ)のちに パラレル(もうひとつのという解釈に)+ オリンピック

で、パラリンピックの名称を1964年東京大会から使用されています。

英語で「Olympics」と表記し、発音も同じですが、正確には「オリンピックス」です。

これは「Olympia(オリンピア)」という都市名に、「ic(~的な)」という言葉が付いたもので、過去に古代オリンピックが開催された都市が、古代ギリシアのオリンピアであったことに由来すると言われます。

日本では「五輪」と訳されています。これはオリンピックのシンボルマークと、発音が似ていることから考えられた日本語訳です。

パラリンピックの出場資格は、「まひ」だけでなく、視覚、知的などの障害を持つ選手に広がっていきました。

従来のパラリンピックという言葉は、対麻痺者のオリンピックという意味であったことから、身体障がい者の国際大会になじまなかったため、ギリシア語の接頭語であるパラ=Para(沿う、並行)+Olympic(オリンピック)が合わさった「もう一つのオリンピック」と解釈されるようになりました。

パラリンピックの歴史

昔オリンピアで4年に一回開催されていた競技大会をモデルとして、現在まで続いているオリンピックが19世紀の終わり頃から開催されるようになったと伝えられています。

第二次世界大戦で負傷した兵士の治療と社会復帰のためのリハビリを目的に行われた車いす患者によるアーチェリーの大会が起源とされます。

1960年のローマ五輪閉幕後に開催された障害者スポーツの国際大会が第1回と位置付けられていました。

このローマ大会では、実はパラリンピックという名称は使われていません。当時の大会名は「国際ストーク・マンデビル大会」だったようです。

第2回の64年東京大会で初めて「パラリンピック」の名称が使われました。

パラリンピックのシンボルマークの意味は?

五輪の「5つの輪」に相当するパラリンピックのシンボルマークは3つの曲線で、「スリーアギトス」と呼ばれます。

「アギト」はラテン語の「私は動く」という意味で、諦めず限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表している。

赤、青、緑の3色は世界各国の国旗で最も多く使用されていることから採用されました。

さいごに

パラリンピック車いす陸上のタチアナ・マクファデン選手が語った言葉がすごく心に残ります。

「障害を受け入れるということは、何かを諦めることではないと示したい」

病気や事故、また老化による身体機能に影響があったとしても、出来ることが変わるだけ、という受け止め方、いくつになってもポジティブ思考は見習いたいです。

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