古民家を購入しようかと思案しておられる方には、
引っ越しする時
意外とタメになるかもしれません。
ピアノも引越しするとき
どうしていますか?
古民家を購入し引っ越しした時の注意点は?
引越し前の家は都会の分譲マンションでした。比較的天井の高い物件でしたのでそこに揃えた家具類もセミオーダーの天袋付きだったりウォークインクロゼットにぴったりとはまるサイズのものでした。
しかし引っ越す先は築120年の古民家です。つまり伝統工法の純日本建築であり引っ越して何が一番困ったかと言いますと「壁が少ない!」ということでした。
普段近代的な家に住んでいると当たり前すぎて全く意識しませんでしたが「壁がある」とは凄いことなんです。
純日本建築の各部屋を仕切るのは襖のみで、壁と呼べるものは外壁の内側だけ。たちまち家具の設置場所に困り果てました。
結局襖のこの部分は開けない設定にしよう…と後天的に壁を設定して何とか家具を配置し終えました。余りにも意外すぎる問題点でしたがこういうこともあるのです。
古民家を購入し引っ越しした時の盲点とは?
家電類も基本的にマンションで使用していたものをそのまま搬入したのですが、台所に冷蔵庫を設置しようとしたら何と床に穴が開いてしまいました。
古民家ならではのアクシデントです。すぐに知り合いの伝手で大工さんに来て頂くと台所の床の根元が湿気で腐って歪んでいるとのことでした。
即座にキッチンのフルリフォームをお願いし、ついでに物置と化していた玄関横の洋間と脱衣所と浴室もリフォームを依頼しました。
しかし完成してから洗濯機を脱衣所に設置してみると洗濯機下部から水漏れがあることが発覚しました。マンションの頃は一切漏水はなかったので、引越の際に破損した模様です。
リフォーム期間を挟んでしまっていたので引越業者に問い合わせることもなくそのまま無言で新しい洗濯機に買い替えました。早めに気付いておけば良かったなとほんのすこし後悔しています。
ピアノ預かりとは?
何度も書きますが引っ越す先は築120年の古民家です。柱類は昔の国産材を使っているので躯体は丈夫ですがフローリングと根太は相当傷んでいました。
引越前に状況が読めなかったので、アップライトピアノをピアノ運送業者さんに預かり保管して頂きました。ピアノ専用の調湿室で保管して下さると言うことで安心してお任せすることが出来ました。
引っ越して一ヶ月で家のリフォームが完成。ピアノ室に生まれ変わった洋室は普通の倍の床柱を施工し、かなりの重量があるアップライトピアノにも対応できます。
そこで預かり業者さんにご連絡してピアノを引っ越し先に配送して頂きました。搬入もスムーズで傷が付かないように養生も完璧にして下さいました。
調湿室のお陰で響板の歪みも起きておらず、音の変化もなく一安心しました。きちんとした預かり業者さんのお陰です。
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おわりに
古民家だけとはかぎりませんが、引っ越しに伴い思わぬハプニングはありますね。
業者選びも大事なポイントになります。ご参考までに。
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