今夜2020年10月1日は「中秋の名月」です。
涼しくなりました。
秋の夜長を、空を見上げてお月見を楽しんでみませんか?
中秋の名月がバッチリ見えそうなのは、移動性高気圧に覆われる西日本や東海と北陸の西部です。
残念ながら北海道や岩手では低気圧の影響で雲がかかっていて、お月見は難しい空模様のようです。
また、関東も夕方に向けて晴れてくるところが多くなり、夜は遅い時間ほど雲がなくなる予報が出ています。
遅くなるほど晴れてお月見のチャンスがあるとか。
雲の隙間から月の姿を見られるチャンスがある地域の方は、その瞬間を狙ってくださいね。
西日本では、昨夜9月30日にザーっと強く雨が降りました。
今朝は、さわやかな秋晴れです。
中秋の名月とは?なんぞや
今夜は「#中秋の名月」です。
今年は10月2日(金)が満月で、中秋の名月とは1日ずれていますが、#満月 の瞬間は2日6時5分のため、今年の中秋の名月に見えるお月さまも、ほぼ満月の丸い月となります。
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中秋の名月とは、月の満ち欠けを元に1か月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の8月15日の夜に見える月のことを指しています。
旧暦では1年を3か月毎に分けて、1月〜3月を春、4月〜6月を夏、7月~9月を秋、10月〜12月を冬としており、秋の真ん中にあたる8月15日を中秋とし、その日に見える月を中秋の名月として愛でるようになったそうですよ。
この中秋の名月を愛でる習慣は平安時代に中国から伝わったとされています。
現在でも中国では中秋節として祝日とされ、重要な行事の一つと言われています。
このように旧暦では8月15日に月を鑑賞する習慣がありましたが、現在用いられている
新暦では、旧暦から約1か月ズレているため、9月や10月に中秋の名月を迎えます。
中秋の名月=満月という思い込み…お月見いつする!?
中秋の名月の日は必ず満月と思っていたのですが。
実はそうではありませんでした。
むしろ満月ではない年の方が多いようです。
ご存知でしたか?
これは中秋の名月の日付を決めるもととなる旧暦と、実際の月の満ち欠けの周期が完全に一致していないためです。
この先、中秋の名月と満月が重なるのは2021年で、2023年にかけて3年連続となるようです。
2013年が中秋の名月と満月が重なって以来、2021年は8年ぶりのこととなります。
また、2019年〜2027年の10年間で3年しか満月が重なることがありません。
ただ、満月とは重ならないとは言っても、満月との差は1日〜2日なので、毎年満月に近い明るい月を見ることができます。
今年は10月2日(金)が満月のようです。
中秋の名月とは1日ずれていますが、満月の瞬間は10月2日6時5分という時刻が出ています。
今年の中秋の名月に見えるお月さまは、ほぼ満月の丸い月となります。
おしまいに
コロナで大変なご時世ですが、月にロマンを求める昔からの日本の美しい習慣を少しでも
味わいたいものです。お月見を楽しんでみませんか。
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