新宿の中心に位置する花園神社は、初詣や11月の酉の市で多くの人々が訪れる人気の神社です。その魅力は、アクセスの良さだけでなく、多様なご利益が得られるパワースポットであることにもあります。
最近、この神社のおみくじが「可愛い」と話題になっていますが、どのようなものか気になりますよね。今回は、花園神社のおみくじやお守り、そしてそこから得られるご利益についてご紹介します。
花園神社の「きつねみくじ」と「だるまみくじ」
花園神社のおみくじは、そのユニークさと可愛らしさで多くの人々の関心を集めています。
特に「きつねみくじ」は、手塗りで作られているため、すべてのきつねに異なる表情があり、自分だけのお気に入りを見つける楽しみがあります。
陶器製で、おみくじはお尻側から引き出す仕掛けになっています。巻物や宝珠をくわえたデザインがあり、右向きと左向きがあるので、ペアで揃えるとさらに可愛らしさがアップします。
また、「だるまみくじ」も人気で、様々な形や表情のだるまが選べます。（1個300円）特に、立派な眉毛やにっこりとした表情のだるまは、多くの人が直感で選んでしまう魅力があります。紅白の2色があり、縁起の良さからお正月には長い列ができることも。
そんな魅力的なおみくじを選ぶ際には、まずは参拝を行い、願いを伝えることが大切です。その後、おみくじを引いて、自分の願いに対する答えを読み取るようにしましょう。
ただ「大吉だから嬉しい」や「凶だから残念」というのではなく、内容をじっくり読んで理解することが重要です。おみくじを「神様からのメッセージ」と捉えることで、さらに深い意味が見えてくるでしょう。
花園神社のお守りのご利益とは？
おみくじがユニークで可愛らしいのに対して、花園神社のお守りは一般的な形が多い印象です。ただし、家内安全、夫婦円満、子宝、厄除開運、縁結び、合格祈願など、さまざまなご利益が期待できるお守りが揃っています。
中でも特に注目すべきは「芸道成就守」（1000円）です。他のお守りが500円前後なのに対して、このお守りは倍の価格が設定されています。このお守りは、境内にある芸能浅間神社のもので、芸事の成功を祈願するためのものです。
裏には名前や芸名を書くための紙が入っており、それを持ち歩くことでご利益が得られると言われています。多くの芸能関係者や、習い事をしている一般の方々にもおすすめです。
さらに、仕事や金運を祈願した「融通守」や「商売繁昌守」もあり、新宿というビジネスエリアにふさわしく、経営者やビジネスマンに人気です。
花園神社のご利益
花園神社のご利益は次のようなものがあります。
一つの神社でこれほど多くのご利益が得られるのは、境内にある威徳稲荷神社や芸能浅間神社など、異なる神様が祀られているからです。
例えば、花園神社は「商売繁盛」、威徳稲荷神社は「縁結び」、そして芸能浅間神社は「芸道成就」にご利益があるとされています。
新宿がかつて甲州街道の宿場町として栄えていた名残から、花園神社は商売繁盛の神社としても知られており、初詣には多くのビジネスマンや自営業者が参拝に訪れます。
また、威徳稲荷神社は縁結びだけでなく、安産や子宝にもご利益があるとされ、特に女性に人気です。朱色の鳥居が並ぶ風景は、まるで新宿の喧騒を忘れさせるかのような雰囲気を醸し出しています。
さらに、芸能浅間神社は、国内でも珍しい芸能の神様が祀られており、芸道成就やヒット祈願に訪れる芸能関係者が多い場所です。周囲には、芸能人の名前が書かれたお札や、宇多田ヒカルさんのお母様である藤圭子さんの歌碑も見られます。
このように、幅広いご利益が得られる花園神社。社殿だけでなく、境内の他の神社にもぜひ足を運んでみてください。
おしまいに
さまざまなご利益が得られる花園神社。手作りで塗られたおみくじは、選ぶ際に思わず迷ってしまうほど魅力的です。
初詣や酉の市の時期は非常に混雑するため、ゆっくりと参拝を楽しみたい方は、混雑を避けて訪れるのが良いでしょう。
